・初めに
2013年はデータに不備があったため、詳しく考察が出来ませんでした…。
実験ノートは大切ですね。
というわけで、2014年に細かいデータを取りながら調査してみました。
・材料と方法
精液の調査方法は「ヒト精液検査と手技 WHO・ラボマニュアル第5版 翻訳(高度生殖医療技術研究所)」を参照にした。
・結果
↑2014年1~12月の精液量820.8ml。
2013年と比べると、129.2mlも減小している。
↑表1.2014年1~12月の精液量のデータ。
↑図1.2014年 季節別精液量の平均。
夏に若干の増加が見られますが、各季節で精液量はほぼ一定です。
↑図2.2014年 精液量と禁欲期間の関係
禁欲期間と精液量の増加について、関係は見られなかったです。
・考察
精液量について主に見てきましたが、
夏の精液量の平均が若干高いのはサンプル数の少なさが原因と考えています。
各季節で精液量に差は無かったと報告されているようです。
ちなみに、私の調査で扱ったサンプル総数は231個で、
えっ?
サンプル数5,000以上で調査しなかった理由ですか?
理由は簡単です。
1日15発とか絶対に無理です。
死んでしまいます。
自宅に顕微鏡や血球計算盤が無いので無理です。
ていうか、実験器具って高いですよね。
あと、家畜の精子数を測るための吸光光度計等を使って、
精子数を出すことができないかと考えたのですが、
人間の精漿は濁りが強いためうまく計測できないそうです。
正常形態精子率もやはり冬が高いという結果でした。
精子数は冬の方が多い傾向があるようです。
季節のはっきりとした日本で同じ実験をすると、
どのような結果になるか気になるところです。
・余談
↑ペットボトル(1,000ml)に充填してみました。
ミルクセイエキ…。